生前対策

余命宣告をされたら


東京 港区 窓口ひとつで安心サポート NPO法人えがおで相続を
余命宣告をされたらやるべきこと。  あまり考えたくないものですが冷静に準備しておくことも大切です。

  1. 相続の準備(事務手続き)
  2. 葬儀に関すること
  3. 葬儀~納骨の流れについての確認
  4. 良い葬儀社選びのポイント
  5. よくあるQ&A
  6. まとめ

 

1.相続の準備(事務手続き)

1-1.財産の調査

家族の全員が納得し、もめることが無い様に遺産分割の準備として、全て財産の調査をしておくとよいでしょう。
財産はプラスの資産だけではなくマイナスの資産(借金、ローン)が見つかる場合もあります。

財産の調査は基本は家族で行うものですが、看病などで忙しいことも多く、行政書士さんにお願いをすると短時間で調べることが出来ます。
※ネットバンキング、インターネット証券などは気づかないことも多いので事前にパソコン、携帯電話の暗証番号などの確認しておくとよいでしょう。

1-2.遺言書の有無

亡くなったあとで民法に基づいて配分されますが、配分で揉めるケースも多く、遺言書があることにより本人の希望通りに配分できます。

遺言書には自筆証書遺言と公正証書遺言があります。
※自筆証書遺言はパソコン、代筆は無効になるので自筆で書くようにしましょう。
但し、間違いがあると無効になるので公正証書遺言の作成が無難になります。

1-3.預金の引き出し

本人名義の預金は亡くなった後は相続財産になる為に相続手続きが終了するまで動かす事が出来なくなります。

公共料金や家賃の引き落とし口座になっている場合は引き落とせなくなることもあるので注意が必要になります。
公共料金など引き落としが出来ずに止められることもあります。
早めに確認しておくとよいでしょう。
※家族が解約の手続きを行う場合は公的な証明書が必要になることもあります。名義変更か、解約で済むのかも事前に調べておくとよいでしょう。

確認しておくもの

  • 本人名義の預金
  • 公共料金などの引き落としの名義人
  • 携帯電話、インターネットなどの有料サービスの有無など

1-4.保険の確認

保険の種類によっては重大な病気で以後の保険金の支払いが免除になるものもあるので確認が必要です。
また、収入保障のついている商品もあります。入っている保険にリビングニーズ特約が付いているかを確認しましょう。
※リビングニーズ特約とは
医師から6ケ月の余命以内と判断された場合は、亡くなった時に支払われる死亡保険金の一部または全部を生前に受け取ることが出来る特約になります。
支払われたお金で医療費に充てたり残された時間を有意義に過ごしていく為に使えます。

保険の給付は申告制になるので、特約が付いていても申請をしないと保障が受けられないこともあるので保障内容や手続きを確認しておきましょう。

1-5.自宅、身の回りの整理

片親の場合は事前に進めていきましょう。
両親のどちらかが健康な時は必要はありませんが形見になるような物の整理や遺影写真を探しておくとよいでしょう。
クレジットカード、身分証明書、保健証なども探しておくともしもの時に慌てる必要はないでしょう。

1-6.親戚、親友への連絡

近しい親戚や仲の良い親友など、今の状況を伝えておくとよいでしょう。

2.葬儀に関する事

余命宣告をうけたら葬儀の事も非常に重要になります。

2-1.どんな葬儀にしてほしいか

可能であれば本人にどんな葬儀をしてほしいか本人の意向を確認しておくとよいでしょう。

  • 例えばどんな花が好きか?
  • どんな色が好きか?
  • 何を飾って欲しいか?
  • どんな曲を流してほしいか?
  • お棺に何を入れてほしいか?
  • お気に入りの服装はあるのか?
  • 最期に食べたい物、お棺に入れてほしい食べ物など

2-2.葬儀・納骨についての確認

葬儀前に知っておきたい事

通夜、葬儀告別式、四十九日納骨と大切な家族が亡くなったその瞬間からこれらを速やかに手配する必要があります。

慌てずに滞りなく進めていけるように事前に知っておいきたいものです。

2-3.葬儀式・法要の基本

葬儀・法要の方法は、それぞれの宗教(仏式、神式、キリスト教、新興宗教など)により行い方が異なります。

また、一口に仏式といっても大きな宗派は13派あり、華厳宗、法相宗、律宗、真言宗、天台宗、日蓮宗、浄土宗、浄土真宗、融通念仏宗、時宗、曹洞宗、臨済宗、黄檗宗があります。

その中でも一つの宗派の中に大きな派がある浄土真宗(本願寺派・大谷派)、真言宗(高野山真言宗・智山派、豊山派)と事前に本家や親御さんに確認しておく必要があります。

3.葬儀~納骨の流れについての確認

3ー1.葬儀前に知っておきたい事

葬儀前に知っておきたい事通夜、葬儀告別式、四十九日納骨と大切な家族が亡くなったその瞬間から、これらをすみやかに手配する必要があります。
慌てずに滞りなく進めていけるように事前に知っておいきたいものです。

葬儀・法要の一般的な流れの確認

ご臨終
病院の場合は担当医師から死亡の事実が告げられます。
自宅などで危篤や死亡した場合は、すみやかにかかり付けの医師に来てもらうか、救急車を呼びます。
※かかり付けの医師が死亡診断書を書けない場合は速やかに警察に連絡します。
(事故の場合なども警察に速やかに連絡。)

家族親戚にこの時点で連絡するとよいでしょう。
菩提寺には深夜以外はすみやかに連絡
※菩提寺とは寺社に先祖代々のお墓のある寺

 

ご遺体の搬送
病院で亡くなった場合は処置後霊安室に安置されます。
病院からは時間に関係なくすみやかに搬送が求められます。
搬送は一般的に葬儀社が行いますのですみやかに葬儀社に安置場所への搬送依頼をお願いしましょう。

※その後の葬儀を依頼する葬儀社が選定できない場合は、病院の出入り業者に安置所までの搬送を依頼し、搬送後に改めて葬儀社を依頼することをお勧めします。

大切な家族を送るのに焦って選ぶ必要はございません。

搬送までの時間に医師より死亡診断書の作成をしてもらい、入院費などの退院手続きを済ませておくとよいでしょう。

葬儀の打ち合わせ

  • ご安置後、葬儀社との通夜、葬儀・告別式の打ち合わせを行います。
  • 日程、場所を決め式の内容や喪主などを決めていきます。
  • ご近所や個人の交友関係、親族の勤め先に連絡し、受付などを依頼するとよいでしょう。

※菩提寺がある場合は一番に連絡し日程などを決めます。

 

通夜
通夜とは遺族や親族、友人など故人と近しいい方が集まり、故人と最後の夜を過ごすことをいいます。

昔は線香を絶やさずに灯しましたが、最近は傍で過ごすことが線香の代わりになりつつあります。

※式場により夜通し線香を焚くことができない式場が増えてきています。
地方では仮通夜、本通夜を行うところもあり、近年では通夜を執り行わないケースもあります。

 

葬儀・告別式
葬儀はと本来は遺族や近親者が故人と成仏できるように祈る儀式です。

告別式は故人の友人や知人がお別れをする儀式です。
最近では葬儀と告別式を一緒に行うことは一般的になっています。

ただし、宗教により違いがあり、宗旨・宗派によっても異なります。
葬儀・告別式後出棺して火葬場で荼毘に付し、その後遺族により骨上げ・収骨を行います。地域により異なりますが、遺骨を迎えて初七日法要、精進落としを行います。
最近では葬儀・告別式に初七日法要も合わせるケースが増えています。
また、精進落としも荼毘中に行うケースもあります。※荼毘とは、火葬して弔うこと。

※荼毘には火葬許可書が必要です。葬儀社が火葬場などの手続きは行うのが一般です。

 

納骨
仏式では四十九日法要と納骨を兼ねるケースが一般的です。
納骨の期限は定めがありませんので、家族で相談して適切な時を選ぶとよいでしょう。
お墓が無い場合はお墓の購入も検討する必要はあります。

※近年では手元供養、散骨、樹木葬、納骨堂、永代供養墓など様々な選択肢があります。

 

近年の葬儀事情

一般的な通夜、葬儀・告別式以外にも家族近親者のみで行う家族葬や、火葬のみの直葬(火葬式)や宗教色をなくした無宗教や音楽葬も増えてきています。

※家族で将来起こる葬儀のことを早めに相談して決めておくことが突然起こる死に対応できる唯一の手段です。

 

4.良い葬儀社選びのポイント

大切な家族を急に亡くした時に困るのが、葬儀社をどこにするのか?

大抵の方はとくに決めているわけもなく、病院で紹介される葬儀社に依頼するケースが一般的です。しかし、トラブルも多いのも現実です。

その中でも金銭に関わるトラブルが一番多いようです。
例えば、不明瞭な請求、見積もりには無い追加品目の請求、強引な高額祭壇の誘導説明など様々なトラブルに巻き込まれます。

よくあるのは返礼品やお料理の金額を見積もりに乗せずに総額を安く見せるやり方などが多いようです。想定される参加者の人数で総額の見積もりを出してもらうのがベストです。

では、トラブルを防ぐにはどのようにすればよいのでしょうか?

それは事前に葬儀社を決めて見積もりを取っておくことをお勧めいたします。
葬儀社を選ぶポイントとしては。

  1. 葬祭ディレクターの1級を取得しているか。
  2. 各宗教に対応してるか。
  3. 直葬など小規模の葬儀を希望しても丁寧に対応してくれるか
  4. 希望する地域や式場で葬儀を行ってくれるか。(葬儀社の自社式場への無理な勧誘など)
  5. 過剰な宣伝などをしていないか。
  6. 葬儀からお墓、相続まで一貫して相談に乗ってくれるか。

など事前に確認して葬儀社の選定しておくこと、家族の葬儀の内容など家族全員で相談しエンディングノートを書いておくことをお勧めいたします。

 

5.よくあるQ&A

Q.喪主とは誰がする?

A.遺族を代表して葬儀を執り行う事を喪主といい、最近はあまり使わなくなってきていますが施主とは葬儀における金銭的な面の代表です。

一般的には故人の配偶者が行うことが多いですが、高齢などの理由で長男、長女などが、葬儀の内容の決定や会葬者、弔問客、僧侶への挨拶などを代わりに行う場合もあります。

Q.エンディングノートとは?

A.ご自身に万が一のことがあった時に、葬儀をどのように執り行うか、相続財産目録などを家族へ伝えるためのメッセージノートです。

Q.遠方で家族が亡くなってしまった時はどの様子すれば?

A.

  1. 現地で火葬を済ませ、地元に戻ってお骨による葬儀(骨葬)を行う。
  2. 葬儀社に依頼して地元へ搬送を依頼する。
  3. 陸地を寝台車で搬送するケースと空輸するケースがあります。

距離や時間帯など料金が変わりますので事前の見積もりを取ることをお勧めいたします。

Q.法要のスケジュールは?

A.一般的な仏式では、初七日、四十九日、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、三十三回忌または五拾回忌となります。

初七日は葬儀・告別式当日に行うことが多く、次に亡くなった当日を含んで四十九日までに四十九日法要と納骨も一緒に執り行うケースが多いようです。

地域や習慣、宗派などにより異なることがありますので家族、親戚で相談し法要の規模や範囲を決めていく必要があります。

6.まとめ

人生には、最期は必ず訪れるものです。「最期のときをいかに迎えるか」がとても大切です。残される家族や友人へ伝えたい事や自分が居なくなった後の事、人生の終焉を考えるのに早すぎることはありません。

「終わりよければすべてよし」「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあるように自分らしい最期を迎える為にエンディングノートを活用することをお勧めします。